◎町長(
益子英明君) この「大子のうた」の
カバーCD制作については、著作権をクリアした上で制作していただくことで
業務委託をしております。 しかし、
著作権者の一人から異議の申し立てがあり、その和解に向け、当事者及び関係者と町で4回の協議を行いましたが、和解には至りませんでした。 4回目の協議において、
著作権者から、この後の協議については持たないというお話があり、協議は中断をしております。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) なかなか進展しない状況で、今町長が言ったとおりでありますが、町と受託者、これは
著作権者に対し責任を伴う義務があるのではないでしょうか。その辺ちょっと。 それから、1人と言われましたが、実際には五、六人になっているんですよ。著作権で訴えているのは。訴えているというのは、裁判とかそういうのではなくて、問題化して
企画観光課のほうに言っているのは6人だと思いますよ。ですから、その1人というのは大間違いです。その辺をよくつかんでください。 それで、実はその
著作権者が、町にこれまで何回か要望書を出しているわけであります。その中身は、「平成25年2月19日付で
制作委託先については、大子町在住で
カバーCDの制作、その他を手がける方がいることの情報がありましたので、見積書をとり制作を委託しました。制作を委託したのは、受託者が一切責任を持ってできるということからである」そういうふうに明記してあるんです。「なお、責任の所在ということですが、その企画制作したのは、
CDカバーにも記載されているとおり大子町となっています」ということで、ちゃんとこれ町長名で公文書が出ているんですよ、
著作権者に対しまして。それはどういうふうに考えるでしょうか。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 町は「大子のうた」
カバーCD制作に当たって、
業務委託契約をしております。制作に当たっては、すべて受託者の責任において制作していただくことで
委託契約をしており、
著作権者に対し
直接的責任はないと考えております。 しかし、
著作権者から町の対応を求められており、発注者としての
道義的責任から町も一緒になって和解に向けた協議を進めてきたところであります。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) ですから、この問題を起こした受託者に対して、要するに今後町は依頼すべきではないと考えます。というのは、一般の場合、問題を起こした場合には指名停止、そういうものが行われるはずでありますので、その辺答えてください。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 受託者は著作権の了解を口頭で行うなど、軽率な手法で行ったことに対し深く反省をしております。そのことから、和解に向けた協議に積極的に臨んでおります。 現在、協議は中断しておりますが、今後の状況を見ながら判断をしていきたいと考えております。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) それで、契約金65万2,510円はこれ血税なんですね、血税。
地方自治法施行令の167条の第2項に随意とありますが、随意ということで契約したと。随意でも必要書類がなければ
個人的契約になるということになるんです。これ法律でなっているんですね。随意としての最低書類としては、見積もり、それから
指名参加、難しいことを専門的に言いますと大子町
物品販売等入札参加資格審査申請書。これは
町内業者用という意味でなっているんですが、そういうものがあるんですが、それについては取っているんでしょうか。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 1件の予定価格が200万円以上の
物品調達等に関しては
指名業者を選定することになっております。しかし、特殊な物品については、
入札参加資格者以外を選定することができるものとなっております。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) ですから、随意でやったということは、さきの議会でも述べているんです。随意というのは50万円以上ですから、随意という契約としても
最低見積書、先ほど言った業者の
指名参加願い、これがないとだめなんですよ。これは、県並びに国のほうでもこれは最低必要であるということになっています。 私が調べたところ、見積書はあるんですが、その書類がない。
指名参加の書類がない。これやっていないんですよ。法律を犯しているんです。要するに、法律を守るべきものが守れなかったり、町民に損害、迷惑をかけた公務員は、
条例規則違反に当たるんです。要するに、この決裁者である副町長を含め、それ以下の課長、
課長補佐、担当者、これは
懲戒処分に該当するんです。その辺、町長はどう考えていますか。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 現在のところ、今、決裁したのが副町長だということ。そして、
担当課長、補佐に責任があるということで、
懲戒免職に当たるんではないか……。 〔「
懲戒処分。免職は首だ」という人あり〕
◎町長(
益子英明君)
懲戒処分ということに当たるんではないかというご指摘でありますけれども、そういった内容、私も60万円の場合、あるいは50万円の場合の決裁をした場合の責任のあるところというものをまだ把握していないというのがありますので、よく精査していきたいと思います。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) 契約金65万2,510円は、先ほど言いましたようにこれ税金なんですね。受託者に対し
業務契約違反に当たるんです。それから、
CD制作1,000枚分全部契約していますが、第7条のところに「材料もしくは技術上の欠陥あるいは瑕疵等が発生した場合、受託者は無償で取りかえるか、または補修すると。要するに、同じ金額でやらなければならないとうたっているんです、契約に。 そういう契約も無視したり、必要な書類も取らないでやるなんていうのは、これははっきり言って
条例違反です。
法律違反なんですよ。だから、公務員が
法律違反をしたら
懲戒処分に当たるんです。何らかの責任が必要なんですよということで私言っているんです。それも全然進まない、やらない。前に
不祥事職員のあれがありましたが、要するにそういうようなことを、これはきちんとやってもらいたい。法律を守って公務員はやらなければならないんだということを言っているわけです。 そこを聞きたいんですが、再度それについてお聞きしたいと思います。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 町の条例、法令等をしっかりと中身を精査しまして検討していきたいと考えております。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) 一応そういうことで町長もひとつ中身を精査して、よく関係者と話をして、極端に言えば、お金を捨てるのかそれとも返してもらうのか、大きなことになるんです。後の逐条でも私やりますが、本当にこれ責任があるだろうと。要するに、受託者、町は
両方責任があるんですよ。それを謝りもしない。ただ平行線をたどっている、こんなばかな仕事はないですよ。きちんと対応してくださいよ。そうでないと、これやり得っていうことは許せないですよ。公務員はやはりきちんと守らなければだめですよ。 そういうことで、今の町長の答弁のように、ひとつ今後の町長の考えとか、また副町長以下、職員に対してきちんとしてもらうよう指導してほしいと思っております。 それでは、次に移ります。
スクールバス(
スクールタクシー)の運行についてお伺いしたいと思っています。3月議会、6月議会の
一般質問に続いて、今回で私はこの問題について3回目の質問をいたします。 この状況は、議場にいた方はわかっていると思うんですが、依上小学校へ通学する山田・
上岡地区の児童は、道路が狭く人家もまばらで、防犯上も交通安全上も心配であり、しかも長い距離を少人数で歩く児童もいるような地域であります。ことし、
町教育委員会に対しまして、
スクールバスの
運行要望を出してありますが、全然検討していただけない。現在に至っている状況であります。 現在、保護者が仕事を抱える中、
路線バスの通っているところまで送っているということですが、実は、せっかく
路線バスまで送ったんですが、そこで運転手がその児童を取り残して乗せないで行ってしまったと。この保護者は、せっかく
路線バスまで送ったんですが、大変であるということで依上小学校まで送ったという経緯があることは、教育長もこれは承知だと思います。 そこで、現在、
滝倉地区と山田・
上岡地区が同じ条件でないか。といいますのは、まず
滝倉分校が
上小川小学校への統合時期は昭和56年4月1日に行われ、そして
スクールタクシーの運行は平成12年の4月から実施されております。現在、
滝倉地区では、児童1人に対し
上小川小学校まで年間約300万円をかけて1人の児童を送っているわけであります。当時、
上岡小学校が廃校になり、山田・
上岡地区は依上小学校へ平成13年4月1日から通学をするようになりました。ですから、時期が似ているんですね。ほぼ、
滝倉地区と同じ時期に当たるわけであります。 また、
滝倉地区から
上小川小学校までの距離は片道4.4キロ、山田・
上岡地区は依上小学校まで5キロもあるんです。ですから、相違もないし、むしろ
路線バスの入っていない山田・
上岡地区の児童は大変な思いを現在もしておるわけであります。ですから、比較しますと同じ状況なんです。 そこで、私は、経緯や条件が全く同じなのに、これは差別ではないかと。
教育委員会の対応は不公平ではないかということで、これまで今回を含めて3回の質問をしているわけであります。これについてお答えを願います。
○議長(
吉成好信君) 教育長。
◎教育長(都筑積君) 3度目のご質問ということでありますが、その経緯等については、3月議会、6月議会等でもお話を申し上げましたが、今回もう一度その経緯等についてお答えしたいと思います。
滝倉地区への
スクールタクシー導入の経緯でありますが、
滝倉分校は、昭和56年4月に
上小川小学校に統合となり、
遠距離通学となったため、
通学手段の確保が急務となりました。 当時、
滝倉地区は
路線バスも運行されておらず、さらに遠距離となる長福山の麓までの広範な学区を抱えるこの地区は、道幅も狭く
スクールバスを運行できるような状況ではありませんでした。また、
スクールタクシーにおいても、当時、対応できる民間の
運行会社もありませんでした。 そのため、代替案として、町長と地区の区長とが覚書を交わし、保護者による送迎を行ってもらい、
ガソリン代等として補助金を支払うということで児童の
通学手段を確保したという経緯がございます。 その後、保護者による送迎は、事故等の保障に対応できない面もあり、また民間の
運行会社の送迎も可能となったため、議員ご指摘のように、平成12年度より
スクールタクシーによる通学に切りかえるに至りました。
滝倉地区の
スクールタクシー運行には、このような経緯により、統合に向けての協議の中で出されてきた地区の皆様からの要望に応える中で継続して実施してきたところでございます。 同じく
上岡小学校の統合においても、統合手段として地区の皆様と協議を行ったところでございますが、統合時には
スクールバスの運行等の要望はなく、通学路の整備拡張や信号機の設置等の要望に応え現在に至ったところでございます。 このように、
スクールバスの運行は、学区全体の広さを勘案して、統合時の地区の皆様との協議により要望に応える形で行ってきたところであります。 なお、依上小学校の
路線バス利用につきましては、議員ご指摘のように、平成24年度に保護者の要望を受け、
路線バスの盛泉線を運行する
茨城交通株式会社との協議を行った結果、通学に利用できる時間帯への
バス運行時刻を変更することができて、本年度から上岡・
山田地区を含む依上
小学校全通学区において
路線バスを利用しての登校が可能になっております。 以上でございます。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) そのとおりであります。これは、さきの議会の
一般質問の中でもそういうふうに答えているわけですね。 ですが、その当時の山田・
上岡地区の方がどうして要望しなかったのか。これは、その当時を知る由もないんですが、いろいろな条件が恐らくそのときあったんではないかと。例えば、その地区に児童がいなかった。ですから要望をしなかったのか、それとも忘れたのか、要望をしなかったのか、それは実際には調べてみなければわかりませんが、恐らく、普通であれば要望がされていたはずです。普通ならば。ところが、要望されなかったということは、何らかの状況があったんだろうと私はそう推測しているんです。普通、子供がいれば要望しますよ。ですから、その当時、たまたまいなかったから要望しなかったのか、そういう状況が私は考えられるんです。 ですが、教育長はそう言っていますが、現実的には現在児童がいるんです。いるということをやはり考慮すべきであると思います。この件については、私
個人議員が1人で本当は叫ぶんではなく、議会の中にも
文教厚生委員会というのがありまして、本当は早目に
教育委員会とこういうものについて協議して対応していかなければならないはずなんですよ。ですが、そういうことはともかくとしても、これ責任論になりますから、私はどうだこうだということは言いませんが、やはり取り上げるところがきちんと対応してほしいと。極端に言えば、
文教厚生委員会の委員の人にきちんとこの辺もやっていただきたいと思っているわけです。 早急に、少なくとも新年度で予算化し、この山田・
上岡地区の児童の
スクールタクシー、要するに
路線バスではないですよ、小さい
タクシーでもいいですから、ぜひ運行をしていただきたいと思っております。どうなんでしょうか。やるべきだと思います。いつやるんでしょうか。
○議長(
吉成好信君) 教育長。
◎教育長(都筑積君) お答えいたします。 議員ご指摘のように、当時と現在では状況が違うということは十分認識しております。
交通事情も違ってきており、また
通学状況においても、児童・生徒の減少により
路線バスを降りた後、一人で歩く距離や時間が増していることも事実であります。 このようなことから、いわゆる
交通事故の防止や不審者への対応など、地域の実態を踏まえた
通学方法や
安全確保の方策を
大子町立小中学校児童生徒の安全安心な
登下校確保検討協議会を立ち上げることによって、慎重に
通学手段・方法等について検討を進めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) ですから、教育長が言っていることは私わかるんですよ。ただこれは、やはり取り残されたところに対して、そんな協議会をつくるとかつくらないとかの問題ではなくて、予算化だけの問題なんですよ、ここの地域の。全体の問題ではないんです。それは、最終的にはあそこもこっちもと出てくると思うんですが、とりあえず現在困っているのは山田・
上岡地区の児童が困っているんです。困っていることをただ黙って見ているんですかと私はそれを言いたいんですよ。黙って見ているという表現はおかしいかもしれませんが、今後、途中でやらなくても新年度で予算化して考えてみたいということも私わかるんですよ。そういうような全体協議会を開くとかそういう状況ではないですよ。その地区だけに対してやればできることを何でやらないんですか。もう一回答えてください。
○議長(
吉成好信君) 教育長。
◎教育長(都筑積君) 山田・上岡の状況はよく認識しておりますが、大子町は広い地域でありまして、同じように一人で長い距離を歩く
児童生徒、さらには保護者による送迎がある事実もございます。 したがいまして、全町的な見直し、検討が必要かと考えております。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君)
岡田議員の質問の中の早急に対応するべきだろうというご質問でございますけれども、議員のお話の中にあるように、途中で補正等でなく新年度でも考えたらどうだというような質問でありますけれども、それでありましても、やはり町民の
子供たちの利用度、公正公平、そういったものを考えますと、他の地区の
子供たちの今現在の状況等も踏まえて検討しなければならないと考えますので、新年度とまた別にしまして、全地区を対象にしたものを検討した結果、新年度でもし対応するんであれば、新年度で対応していきたいとこのように考えております。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) わかりました。この件について、もう少し
文教厚生委員会の議員の人にも取り上げていただいて、こういうこともひとつ解決していただきたいと私は要望をいたします。 それでは、時間の関係上、3番目の
行財政改革についてを伺いたいと思います。 この件は、かなり内容が難しいんですね、今から言うのがですね。これひとつ皆さんここで一緒になってよく考えていただきたいと。かなり難しい問題なんです。これ条例、規則に対してあるものですから、ひとつこれこそ早急に考えるべきだと思っております。 それでは、
行財政改革についてをお伺いいたします。
一般職員の勤務時間は、午前8時30分から午後5時15分までとなっております。一部の
窓口業務等、これは町民課、福祉課、それから税務課、この3課だと思いますが、証明など
住民サービスのために週1回午後5時15分から7時15分ごろまでですか、時間外として実施をしているのが現状であります。 職員の時間
外勤務手当の予算額なんですが、これは
一般会計、
特別会計、
企業会計、こういうものを含めた時間外、休日、
夜間勤務手当など、そういうものは平成23年度、24年度で大体6,800万円くらいですか、予算としては計上しているわけです。決算額として、いずれも年間5,000万円前後となっているわけですね。25年度での予算額は、大体8,1000万円くらい計上しているということを聞いているんですが、いずれもこれらの額は、選挙それから災害等にかかるものも含んだ金額ということを上げているわけです。 そこで、職員が時間外仕事として認められるのはどういうときなのか、簡単にお聞きをしたいと思います。まず、
総務課長、ひとつ答弁をお願いします。
○議長(
吉成好信君)
総務課長。
◎
総務課長(笠井喜好君) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 職員の時間外の仕事として認められるのはどういうときかというご質問でございますが、大子町職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び同規則によりまして、「任命権者は、町長等の許可を受けて正規の勤務時間以外の時間において、設備等の保全、外部との連絡及び文書の収受を目的とする勤務を命ずることができる」というふうに規定されております。また、「任命権者は、臨時または緊急の必要がある場合には、前述した設備の保全や文書の収受などの勤務以外の勤務を命ずることができる」と規定をされておりますので、臨時または緊急の必要がある場合が正規の勤務時間以外の勤務として認められるときであると考えております。 以上でございます。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) 私、今聞いていると、何が何だか一般的にはちょっとわからないですね。要するに、時間外としてはどういうときにやるんだということね。昼間仕事が終わらないとき、それからこれはどうしてもやらなければならない、翌日に回せないというときに時間外というのはやるんですよ。 これは余計なことなんですがね、私、民間で23年間厳しいところにいたんですが、要するに時間内に仕事というのはやるものだと。時間外やる者は能力がないんだと、こういうふうに言われて23年勤めてまいりました。 ですから、極端に言えば、時間中にちゃんとやりなさいよとなっているんですが、それ以上のできない場合はやりなさいということが時間外の仕事だと思っているんです。そうではないですか、
総務課長。
○議長(
吉成好信君)
総務課長。
◎
総務課長(笠井喜好君) 基本的にはそのように考えております。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) ですから、回りくどく言わないで、一般の町民がわかるようなことでちょっと答弁してくださいよ。先ほど最初に私言ったように、簡単明瞭にお願いします。 それで、課の責任者が職員に時間外をどのように指示しているのか、簡単に説明をお願いします。
総務課長。
○議長(
吉成好信君)
総務課長。
◎
総務課長(笠井喜好君) 職員に対する命令の方法ということでございますが、時間外勤務を命令する権限のある職員、命令権者でございますが、これは受命者の種類によって異なっておりまして、例えば課長等でありましたら副町長が命令をする、あるいは
課長補佐等が時間外をするということであれば課長等が命令をする。あるいは、時間外手当が発生する
一般職員であれば
課長補佐等が命令をするということでございます。 この方法でありますが、時間外勤務等を命ずる者、例えば
課長補佐等が出勤表内の時間外勤務命令欄に従事内容、勤務時間等を明示しまして、時間外をする者の確認、できるかどうかの確認をしてから時間外勤務を命ずるというようなことになります。 以上でございます。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) 要するに、これちょっと違っていると思うんですよ。私が調べた結果、職員が申告制になっていると。課長が命令をするんではなくて申告制になると。要するに、手を挙げて課長にやらせてくださいと、そういうふうに手を挙げてまず残業をやる。そして、それを課長は追認していると。追認ですよ、いいですか。本人がやりたいから手を挙げてやる。それで、その後課長が命令ではなくて追認していると。そういう自由なやり方でやっているんですよ、時間外を。これ
企画観光課長、答えてください。
○議長(
吉成好信君)
企画観光課長。
◎
企画観光課長(
菊池章夫君) そのような場合もございます。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) そういう場合があるというよりですね、私が調べている限りではそうなんですよ、そういう場合ではなくて。職員が手を挙げて、わかりましたと、きょうやる人誰ですかと言って手を挙げさせて課長が認めていると。これ把握していない状況なんですよ、課長がね。だからそういうことはだめだと言っているんですよ。先ほど聞いたでしょう、私最初に。どういうときに残業というのは認められるんですかと。それは把握していないからですよ。だめですよ、手を挙げさせてやったんでは。それは把握していないということですよ。自由に残業するような野放し状況であるということになっているんです、今。 これは、県ほかの市町村では、課長が仕事の状況を把握し、あくまで命令です。命令して残業を指示しているんです。そうなっているんですよ。これは大子町だけかもしれませんが、自由申告とかそういう手を挙げて私やらせてくださいとか、用があるんだといって自分でやっているんではなくて、もう少し各課で把握して命令を出してほしいということを言っているんです。 それで、仕事が残っていたり、やらなければならない、また終わらせなければならないという場合は、これはしようがないんですよ。先ほど私が言ったように、どうしてもやらなければならないというのは、これはいいんです。それまで私はやるなとそういう意味ではないんですよ。 しかし、仕事がないのに遅くまで残っていると。帰宅もしないで一人のために電気もこうこうとつけっ放し、そういう職員もいるなど、役場は自分の家のつもりでいるような職員もいるんですよ。ですから、帰宅しないで用もないのにうろうろしていたり、残業で夜の9時ごろまで残っている職員がいるんです。そういう注意をしているんですか、
企画観光課長。
○議長(
吉成好信君)
企画観光課長。
◎
企画観光課長(
菊池章夫君) できるだけ時間内に仕事ができるようにという話はしておりますけれども、これについては、職員の持っている仕事の量等もございますので、一概に仕事をもうやめろということはできませんので、ある程度追認をする形も現状では仕方ないのかというふうに考えております。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) 私は、全部調べて言っているんですよ。この職員の名前は私は出せませんからね、要するに、用もないと言っては悪いんですが、時期的に関係ない、いろいろなお祭り、担当の部署の人間が忙しい時期になればいいんですよ。そうでない時期に9時まで残っているということはありえないですよ。だめですよ、そういうことはちゃんと指導してください。課長、もう一回、答弁してください。
○議長(
吉成好信君)
企画観光課長。
◎
企画観光課長(
菊池章夫君) 今後、よく内容等を調査あるいは精査しまして、議員のおっしゃるように対応していきたいというふうに考えております。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) 私がこのように厳しく言うということは、年間の時間
外勤務手当約5,000万円が決算として出ているんですが、このままでは、私は右上がりになるおそれがあるから言っているわけです。要するに、これをしないとですね、とんでもないことになるんですね。ですから財政改革をしてほしいということを言っているんです。 それで、これ参考に述べますと、隣町の栃木県の那珂川町なんですが、大子町と全く職員数それから人口、ほぼ同じなんです。ここは、職員の時間
外勤務手当額はいくらだと思いますか。年間2,000万円なんです。時間外手当ね。大子と同じなんですよ。大体職員数も人口も。大子は那珂川町の2.5倍になっているんです。5,000万円、片方は2,000万円。同じ人口、職員。わかりますか、私の言っていることが。 ですから、そういう意味で、野放しはだめだと。今まで私、これ課長とかに聞きましたが、そういういきさつがあるからだめだよと言っているんです。ちゃんとそこを捉えてくださいよ。私ただむやみに質問しているんではないんです。ちゃんと調べて裏づけがあって言っているんですよ。それを申告もやむを得ない、手を挙げさせてそれもやむを得ない、こういうことではないですよ。課長はちゃんと手当も全部もらっているんだから、把握して、きちんと各課で職員の行動というんですか、動向というんですか、これをちゃんとつかんでください。そういうことで私は言っているわけであります。 これらの点から、ぜひ財政改革というのを常に職員に植えつけて、そうしていただきたいと思っております。 参考としてですね、これ私ちょっと厳しく言うんですが、町職員の高卒で40歳、一時間当たり時間外手当、これいくらだと思いますか。一般的には民間は1,000円ももらえばいいですよね、800円とか900円とか。1,000円なんかもらえないですよ。時間当たり換算すると2,500円なんです。町職員の40歳の時間外手当、2,500円ですよ、1時間。それから、町職員の高卒で50歳、これいくらになると思いますか。1時間当たり3,500円なんですよ。そんなところないですよ、1時間あたりの残業手当もらえるところは。3,500円、そういうことになっているんです。 町長、その辺についてひとつ答えてください。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 職員の40歳代、50歳代の残業、1時間当たりの金額というものをはっきりと私も認識はしていなかったんですけれども、過去に私も議員の指摘するような点を感じたことがございまして、全部署の担当には、部下がどういった内容の残業をしているのか、あるいはその残業を必要と認めるのかどうか、そういったものをしっかりと精査をしてくれといった指導をしているところでありますが、今後もそういった指導を徹底して、極力残業代というものの削減に努めていきたいと考えております。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) ぜひ、そうしていただきたいと思います。 それでは、次に移りますが、ここが私が今回一番大きく言いたいこと、それから質問したいことを今から行うわけですが、この辺についても本当に大きな町のことになると思いますので、よく聞いていただきたいと思っております。 職員の療養休暇及び休職者の給与についてお伺いをいたします。 地方公務員法に基づき必要な事項が定められております。その中で、年次休暇、特別休暇等の規則がありますが、職員の病気休暇並びに給与について、今から言いますことに対して条例、規則の改正についてを提案いたしたいと思っております。 時間があと15分をもう切りましたので、ちょっと早目に言います。 「療養休暇は、職員が私ごとによる負傷または疾病のため療養する必要があり、勤務がやむを得ないと認められる場合を休暇とするものであります。療養休暇は、町の規則で定められ、1年以内において必要と認める期間の療養休暇を与えることができる」とそういうことに記載されております。 現在、給与は、休職者に対し、休職の期間中1年以内では給与の全額、100%、これが支給されることになっております。これはすべて税金であります。休職の場合、医師の診断書が必要となります。さらに、休職期間が満2年に達するとき、給与は100分の80が支給、そして3年から4年については、共済組合から100分の80から60ですか、支給されることになっていると思います。 民間の場合には、3カ月も休んだら首になるんですね。3カ月休めば首ですよ。そして、給与ももらえません。そういうところから、社会、一般的世間はどういうふうに言っているかと。「公務員、役所、天国。民間、地獄」とこう言われているゆえんであります。 特に、この中で精神的療養については、外部から見えないため、仕事の部署を好き嫌いしている職員も出ていることは事実であり、現に1年間療養休職している職員が、異動前から異動先の部署を嫌がっていた事実があります。このような職員は、1年間休職し100%の給与が税金で支給されていたわけであります。そして、この職員は、異動後、どういうことになったかというと、元気に仕事をして、今残業しているんです。今まで1年間休んでいて、今度は違う部署に行ったら元気に残業までやっている状況です。こういう職員がいるんです。 要するに、私は、公務員というのは部署を選ぶことはだめだと。いいですか。民間なら紙1枚で首ですよ。あそこへ行きなさい。私は嫌だと。これ首ですよ。公務員はわがままできるんですね、これね、極端に言えば。好きな部署ならばやるんだと、嫌ならばごねればいいんだと、こういう風潮になっています。しかも、好き嫌いで選ぶというのは、これは公務員として不適格であると私はそう思っています。公務員というのは、どこの部署に行っても、これは選ばれた人ですから、真面目に町民のため、住民ためにやらなければならないというのが公務員なんです。そういう人が一部にはいるということは、これは非常に残念であります。 ただ、問題は、療養休暇の中で精神的なものというのは、ほかから見えないんですね。難しいんです、非常に。ですから、そういうことがあって、私から言わせれば、それを悪用するような人も出てきていますよということをひとつ念頭に置いていただきたいと思っております。 そして、公務員としては、先ほど言ったように、部署を選べないはずなんです、本当は。ですから私は、職員を採用するときには、もちろん試験も含め、素行調査していただきたい。これは一般企業、私50年前に会社に入りまして、素行調査やられているんですよ。運よく私素行がよかったから採用されたんでしょう。そういうときに、素行調査やっているんですよ。 ですから、今後、公務員というのは、試験ばかりでなくて素行調査が一番大事だと。簡単な素行調査ですよ。そういうことをひとつ組み入れていただきたい、加えるべきであるとこれは提案したいと思います。 そこで、長期病欠者が22年度から25年度、この3年間ですね、11件、そのうち3件が精神的休暇で休んでおります。現実にこの数であります。 福島県または栃木県ですね、これではいけないんだということで、全市町村が療養休暇として、結核性疾患は2年以内、負傷または成人病及び精神科疾病は6カ月以内、他の負傷または疾病は90日以内は全額給与を支給する。そして、その後1年以内は100分の80、その後は共済組合から2年以上になるとその職員は退職しなさいというような指導を受け、また指導をしているそうであります。 診断書の件ですが、これは現在かかりつけの病院、医者から1通もらっていると思うんですが、ほかではそういうものはだめだと、かかりつけのものはだめだということで、町が指定した病院、よろしいですか、産業医ではないですよ、町が指定した病院、例えば福島県の塙町へ行きなさい、水戸のどこどこへ行きなさいと。2カ所もらってくるんです。2カ所の診断書が必要なんです。それで、これは町が指定するんです。自分の好きな病院ではないんです。そうやって診断書をとることになっています。ですから、これらが極端な言い方、改定をしているところなんです。福島、栃木ですね。大子はどうかというと、特に茨城県は44市町村のうち22市町村が実施をしております。今言ったようなことですね。そういうふうに改定をしているわけであります。 そこで、県で町に対してこのような改定、指導をしていると思いますが、指導はあったのかないのかお聞きいたします。
総務課長。
○議長(
吉成好信君)
総務課長。
◎
総務課長(笠井喜好君) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 ただいまの療養休暇の期間ですか、90日、これにつきましては、県のほうからそういう通知をいただいております。 以上でございます。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) 特に、精神的休暇の病欠者ですね、これは現在もいると聞いております。この者に対して、1週間に1回ぐらい家庭を訪問して調査をしているのか、どのようになっているのか、実施しているのか、
税務課長、答えてほしいと思います。
○議長(
吉成好信君)
税務課長。
◎
税務課長(神長敏君) 6月25日から病休をとっている職員がおりますが、1カ月に1回程度の自宅訪問もしくは電話での確認はしているところでございます。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 4番、岡田君。
◆4番(
岡田敏克君) どうだこうだということは言いませんが、少なくても1週間抜き打ち的にやってほしいと思います。これは要するに、いろいろ言うと私もちょっと知っていますので、細かいことを調べてありますから。病状は精神的な疾患ということでの診断書が出ていると思うんですが、そうではないような動きがあるから言っているわけであります。ですから、
税務課長及び
担当課長は、今後少なくても1週間に1回、抜き打ち的に行ってほしい、実施してほしいと思います。 それでは、専門的に言いますと、鬱病というのは、軽くても重くても人と話したり出歩くことも嫌い、気力がなく疲れる状況である、そういう症状なんですね、軽くても、重くても。散歩するくらいはわかるんですが、運動をしたり外で遊んでいると、極端に言えばですよ。そういうことはちょっとね、疑いたくなるんですよ、私は。ですから、そういう意味で1週間に1回は自宅に抜き打ち的に行ってくださいよと。そうでないと、1年間休まれるとすべて税金で100%もらえるんですよ。これ私ら3カ月で首ですよ、先ほど言ったようにね。100%もらえないんですよ、これ。ですからそういうふうに恵まれているんです。恵まれたというより選ばれた公務員の人なんですから、ぜひ上司も重く見て抜き打ち的にやっていただきたいということであります。 それから、繰り返しますが、先ほど言ったように、職員の自己申告書というのがありますね。これは県ではどういうことでやったかというと、職員が余りにも多いため実施しているわけです。それから、常陸大宮市でも合併のため職員の把握が難しいということから職員から自己申告書というものをもらっているわけです。 大子町では、前町長から始まったと、調べたらそういうふうになっているそうですが、ここに職員が部署の異動希望、どこどこが第一希望だと、第二希望はどこどこだと、自分が異動したい部署まで記入があるんです。これは、先ほど言ったように、職員が好き嫌い、あそこは嫌だ、ここがいいんだと、そういう一つの選ばせているものなんですよ、自己申告書というのは。これはとんでもないことです。先ほど言ったように、公務員はどんな職場でも職種でもある程度はやらなければならないんだと、これが公務員であります。ですから、選ばせるというものは、即これをやめさせていただきたいと思っております。町長、どうでしょうか。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 今現在、異動希望をとっているというものは、あくまでも職員の各課の配置に対する参考にとどめている状況であります。 今後も異動希望をとるかとらないかということについては、やはり職員のある一定の希望も考慮するべきなんではないかなという考えもありますし、また今職員数が年々減少しております。そういった中での配置というのは大変厳しくなってきておりますから、そういったことも議員にご理解をいただきたいと思います。
○議長(
吉成好信君) 時間ですので、ひとつ……。
◆4番(
岡田敏克君) あと何分ですか。
○議長(
吉成好信君) 10秒しかありません。
◆4番(
岡田敏克君) 少し前に言ってくださいよ、議長。
○議長(
吉成好信君) 時計を見ながらひとつ判断して……。
◆4番(
岡田敏克君) いやいや、ほかの議員にはあと何分だとかと今まで言っているんですから、ちゃんと言ってください。 以上のことからですね、療養休暇及び休職者の給与について、条例、規則を見直して、改定することを提案したいと思っております。 以上であります。よろしくお願いをいたします。
○議長(
吉成好信君) 4番、
岡田敏克君の
一般質問は終わりました。
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△藤田健君
○議長(
吉成好信君) 次に、13番、藤田健君の
一般質問を許します。 〔13番 藤田 健君 登壇〕
◆13番(藤田健君) ご苦労さまでございます。13番の藤田健でございます。本日、正午までの
一般質問の時間をちょうだいいたしました。順次、質問を行っていきたいと思いますが、冒頭、15日、16日の2日にわたる荒れ日に際しまして、被災された方々にお見舞いを申し上げる次第であります。 それでは、本日、5つの事項について質問をさせていただきます。 1つは、観光立町としての夢抱ける政策をという事項であります。 2つ目が、道の駅「奥久慈だいご」の2年後の対応はでございます。 3つ目が、奥久慈茶生産農家に活力を。 4つ目が、地域防災における各コミュニティセンターの役割。 5つ目が、行政懇談会における地域の意見を大切にという事項であります。 あとは自席にて質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田健君。
◆13番(藤田健君) それでは、質問させていただきます。 まず、最初でありますが、大子町は、観光、産業、教育、文化、大きく分かれて4つの指針で成り立っているかと思います。その中に環境や福祉問題ももちろんあります。そういう中で、町長がこの大子町の町政をつかさどるようになりましてから約3年近くになるわけであります。その中で、来る26日には福祉関係では「あいおんの丘」の竣工式を迎えるわけであります。そしてまた環境問題では、袋田に今大規模なごみ焼却場の建設が進行中であります。 そういう中で、町長が今後大子の町政をつかさどるに当たって、どのようなことを考えているか、まずお伺いしたいと思います。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 余りこれまでも議員の方々からの
一般質問において、通告にないものは答弁を控えさせていただくという姿勢をとらせていただいてきておりますけれども、観光立町の私の施策の中で、やはりふだんの入り込み客数というものを常に考えておりまして、いかにしてこの大子町に入り込み数を多く呼び入れるかということを常に考えております。 これから議員の質問があるんではなかろうかと思われる点において、昨年の暮れ、11月下旬から12月の頭にかけまして、SLの運行をさせていただきました。これは、県の支援のもとにJRのご協力をいただいて、この計画が実行されたわけでありますけれども、今年度もこの計画が一過性に過ぎることなく継続できるようにといった考えのもとに、今年度も当初からJRのほうに要請をしてまいりましたが、なかなか色よい返事をいただけませんでした。 しかしながら、今年度はいたし方ないと思いましても、来年は水郡線も開通して80周年という節目の年でもあります。大変80年という
歴史を考えますと、このイベント、今回また来年度SLの運行ができるように、そういった花を持ってもらいたいなという考えのもとに、そういったSLの運行に対して要請をしているところであります。近いうちに、今年度中というわけにはいかないでしょうけれども、できる限り早い時期に一般の町民の皆さんはじめ議員の皆さん方に対しても、そういったSLの運行が達成できるそうだといったものをお伝えしていきたいと考えております。 そのSL運行によりまして、昨年は大変大きな観光客が大子町にお越しいただきました。議員もご承知のように、水戸駅からこの大子駅まで、水郡線あるいは118号線等々には、多くのカメラマン、マニア等が迎えて、そういったのが3日間にわたって続き、大子町においての経済効果、他町村においても経済効果というものは大きいものがあったのではないかというように考えております。今後もそういったSLの運行、ほかお座敷列車、あるいはその他のサイクリング列車、そういったものも活用して、この大子町に多くの観光客を呼び寄せたいとこのように考えております。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田健君。
◆13番(藤田健君) 今、町長のご説明が大子の町の一つの指針として、私は最善の考えかなと思ったようなわけであります。 実は、東北でSLが復活しますと。「SL銀河鉄道」という仮称ではありますが、これが今全国に向けて発信されております。 その中で、JR東日本では、「C61系、C57系、D51系の3両の蒸気機関車を保有し、「SLばんえつ物語号」、「SLみなかみ号」、「SL碓氷号」などとして運行し、お客様からご好評をいただいております」とこのようなことであります。「東北地方にご旅行される多くのお客様にSLの旅を体験していただくことで、観光面からの復興支援及び地域の活性化を目的として、SL牽引の列車「SL銀河鉄道」を来年度の冬以降に運転します」ということであります。「このたびのSL復元は、鉄道の産業遺産である蒸気機関車を後世に伝えることを目的としており、盛岡市にある岩手県営運動公園内の交通公園に展示、保存されているC58、239系を使用します」ということで、ただいま復元中であります。 そういうことで言いますと、今、町長がおっしゃいましたように、この大子町の観光立町、観光産業をこれから盛り上げていくのには、やはり風光明媚な奥久慈の景色を最大限に資産として、袋田の滝とともにマッチさせて町おこしをするということを考えたからであります。これはもちろんこれまでの皆様が訴えてきたことでもあります。 そういうことで、今私が考えているのは、大子町の駅前に今あります、盛岡市の運動公園にあったと同じSLがこちらに今展示されておりますが、その復元ができないものかどうかということであります。そして、この茨城県の中で水郡線が保有する蒸気機関車というようなことがもしできるとすれば、後世の若者に夢と希望を与えるものになるんではないかという思いからであります。町長、この考えをどう思いますか。よろしくお願いします。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 藤田議員のおっしゃるとおりと私も考えております。 しかしながら、いかんせん、大子町の駅前に展示されておりますSLをまず改修する場合を考えた場合、数億円かかるというお話でございます。そしてまた、運行に当たってこれが一番問題に今なっているところであります。それといいますのは、水郡線、特にこの大子町の中に、機関士と言われる方がもう高齢化あるいは亡くなってしまっているということで、機関車を運転できる機関士という方が今いらっしゃらないということで、昨年のSL運行に当たりましては、第三セクターの真岡鉄道のあちらの運転士さんをお願いしたと。機関士というのはお一人だけではだめだということで、あくまでも補佐をする機関士も必要だということで、もう一人の方を仙台の機関区と言うんでしょうか、JRのほうからお借りして、そして運行したということであります。 こういった機関士の確保というものも、大変今現在難しくなっているという状況であります。できることであれば、私もこの水郡線に、常に土日の決まった期間だけでも毎週のようにSLの誘致が見られるというのは、本当に望みたいところでありますし、観光客を誘客する上での大きな起爆剤にもなると、そういったものを認識しております。 水戸の駅において、回転する回転台というんですか、それがないというのが一番のネックにもなっているんではないかなと。大子町には、今回転台が現存してまた活用されておりますけれども、水戸にない。そうすると、ディーゼル車で運んで行くようだというと、これまたディーゼル機関士とSLの機関士は全く別で免許自体が違うと。そういった問題もある。いろいろな問題をクリアしなければできないところでありますけれども、そういった問題をクリアできるんであれば、大子町としてもそういった方向に持っていきたいなというように考えています。ぜひ、議員のいろいろな知識を提供いただきたいなとお願いしたいと思います。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田健君。
◆13番(藤田健君) ありがとうございました。 実はですね、JR東日本の東北エリアは、只見線にSLが走っておりまして、よく我々が写真を撮影に行ったものであります。ところが、台風15号のときに只見湖が大量放水したものですから、下流の2つの大きな鉄橋が川に落下してしまったと。それで只見線が廃線となってしまったという思いがあります。 そういう中で、この東北地帯にこれだけのSLの配置をするのは、JRとしてどういわけかというと、やはり私は、今の日本の国民が一番愛しているのは、かつてない故郷の郷愁、哀愁感だと思うんですね。どんどん日進月歩世の中が開けてまいります。それと同時に古さが恋しくなる、懐かしくなる、結局そういう中のものだと思っております。 私は、それと同時に、ここでは先ほど町長が言いましたように、真岡線が今動いております。そしてまた静岡県では、川根に向かってやはりSLが1本走っております。今のところここで聞くのは、SLはその2本であります。東京に近くなってそれがないというのは、ちょっと寂しい話なんですね。 そういうわけで、町長から話が出ましたけれども、大子にはターンテーブルがあると。ターンテーブルというのは、これはやたら今はできるものではない。ただ、私が町長にお願いしたいのは、大子駅にあるターンテーブルは、私は動く文化遺産であると思っております。今度東北エリアで復元されるSLは、これは年代が古いものでありまして、1940年に全国の線を走っていたSLであります。1940年といいますと私の同級生なんですね。73歳なんですよ。それがこれから復元されて東北の各線を観光のために多くの人の心を慰めるために頑張るというようなことであります。 そういうことから見ますと、今町長が言ってくれましたように、数億円かかる。数億円かかるのは確かに大変だと思う。でもね、大子町の今の例えば1万8,000の人口の中で、8,000人が65歳以上の人口に変わっていくとしても、1万人以上の人たちは若い盛りであって、これからの人生に夢と希望を持って働く世代なんですね。そのために今一生懸命教育をさせたりいろいろ頑張っているわけですから。その若い世代の人に、後世に残す夢と希望があるとすれば、今回の大子町のSLが来たときに沿道に出た人が14万6,000人だと言われております。14万6,000人の人がみんな沿道に出て3日間の中で手を振ってくれた。それはなぜかというと、やはり一つの日本人らしさと日本人らしさの心の優しさ、郷愁感、哀愁感、これがあるからだと私は思っているんですね。 だから、これからの観光地は、まず全国から多くの人が来てくれること、それを一番願う。願うのには何かいうと、その人たちが望むものを今の政策をする町長をはじめ皆さんが、やはり少しリスクを背負っても頑張ってやってみる、挑戦する、それがやはり大事なんではないかと私は思っております。 そういうことで、まず14万6,000人もの人が、この県北の水郡線エリアに出て手を振ってくれた。そしてまた相乗効果がかなりあるわけでありまして、この大子町にあった相乗効果はどのぐらいあったんでしょうか。 これは
企画観光課長。わかりませんか。
○議長(
吉成好信君)
企画観光課長。
◎
企画観光課長(
菊池章夫君) ただいまのご質問でございますけれども、入り込み客が沿線で14万6,000人ということでございますので、数字的なものは把握しておりませんけれども、その方々が1人1,000円なり2,000円なり地域にお金を落としてくれるということであれば、相当な地域の経済に対する効果はあったというふうに捉えております。細かい数字ではなくて申しわけありませんが、そういうふうに考えております。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田健君。
◆13番(藤田健君) この相乗効果は、例えば大子町と大宮町で軽トラ市とか、大子町でも駅前のあれやりました。総体的に県のほうで把握しているのは2億9,000万円なんですね、3日間で。そういう相乗効果があったわけであります。 ですから、やはり3日間でそれが来たということは、恐らくそのときには袋田の滝の宣伝効果もかなり皆さんが胸にしまって帰って行ったんではないかと思うわけであります。 ですから、大子町をアピールするには、先ほど町長が言いましたように、まず大子の駅の珍しいという開びゃく以来にできてあった水郡線始まって以来のターンテーブルというんでしょうか、転車台というんですかね、それのまず動く文化遺産、それをひとつ町長に提案してもらいたい。これは教育長にもよろしくお願いします。そういうことであります。 それと、たまたまこの14万6,000人の中に、そのときに例えばこの大子町のホテルとかそういう関係に泊まられた方はどのぐらいいるか、企画課長、わかりますか。
○議長(
吉成好信君)
企画観光課長。
◎
企画観光課長(
菊池章夫君) 大変申しわけないですが、その詳しい数等については把握しておりません。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田君。
◆13番(藤田健君) これはやはり大変な数なんですね。14年前に機関車が来たときには、ほとんど大子町のホテルに泊まった客はいなかったというそういうあれでございます。今回は、それが大体3日間はホテル関係も満杯になったということであります。恐らく水郡線に人が集中しますので、袋田の滝なんかの来客数はそんなになかったかとは思いますけれども、しかし、大子の町をこれからアピールするにはとにかくいいという一つのあれがあります。 ということは、大子町の大子の駅に水郡線で多くの人が訪れる、大子の駅前からせっかく大子町が一千二百数十万かけて導入したSLバスですね、あれを有効に使うのには、私は水郡線の本物のSLとSLバスの同時運行だと思っておりますが、そのほうのことは企画課長どうでしょうか。 町長、お願いします。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) このSL運行に関しましては、先ほどもお話をいたしましたけれども、あくまでも相手、JRがございますので、JRのほうにまず議員おっしゃっていますように文化遺産としての転車台を残すべきだと、今後、たとえSLが動いても動かなくても関係なく、それはまず残すべきだということ。そして、SLの運行に関しても要望するべきだと、この2点については今後もJRのほうに要望をしてまいりたいと考えております。 ただ、JRのほうの考えもある程度の大きなものを持っていますので、大子町あるいは大子の近隣市町村だけがやろうやろうと言っても、なかなかJRのほうがOKが出ない限り難しい面もありますので、そういったことも考えて要望活動はしてまいります。 そして、毎年というか、季節限定のSLの運行、一年中土日運行するというのも大変JRの方にお聞きしますと、ダイヤ、時刻表を直すのが大変なんだと。SLの場合は、大変多くのファンがいて、運行するのにも線路内に入ってしまう。そうすると、今の線路というのは、何百メートルかに1カ所、そういう人が勝手に入ったりしますと、自動的に赤ランプになる、そういった装置がついているそうなんです。SLの線路を渡ろうとチンチン鳴っているとき、踏切ではない全く関係ないところを横切ろうとするとセンサーみたいのが働いて赤信号になってしまう。そうすると、自動的にSLはストップになってしまうと。水郡線の場合はディーゼル車が運行されていますけれども、そういったディーゼル車にも、一般の車両にも影響する。そして、先ほど言ったようなダイヤの編成が本当に難しいんだと、水郡線だけではないんだと、水戸線もあれば常磐線もある、上野の発着するそういったものまで影響してくる。 ですから本当に難しいんだというようなお話をいただいています。ですから、季節限定的なSLの運行というのもひとつの一考なのかなというふうに捉えております。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田君。
◆13番(藤田健君) そうですね。無理がやりにもということにはいかないかもしれません。しかし、東北エリアでこれだけJR東日本が頑張っているということは、やはり人の集客を当て込んだ一つの行動でありますので、例えば観光地には人が来てくれない、それがなくては観光地として成り立ちませんので、ぜひこれからの観光立町を盛り上げるためにですね、町長の威信をかけてこれを考えてほしいと私は思います。そして、これが後世の人たちが大子っていいところなんだよと。SLが来る風光明媚なところなんだよとそういうようなことで、自信を持って若者が生きられるそういう観光のまちづくり、それを袋田の滝とあわせて計画していただきたいと思うわけであります。ぜひ、町長のこれからJRの呼びかけを強力にしてですね、完成されるようにお願いをしたいと思います。 それでは、時間がもう半分来ました。その次に、常陸大宮市では、防災拠点を備えた大規模な道の駅を建設するが、大子町への影響は少なくないと考える。道の駅「奥久慈だいご」の2年後の対応をどのように考えるかということであります。 このことに対して、町長どういうように考えていますか。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 常陸大宮市では、平成24年8月に常陸大宮市道の駅整備検討委員会を設置し、ことし2月に常陸大宮市道の駅基本構想を策定、公表をしました。また、この9月3日には道の駅整備基本計画策定の入札が行われ、7日から策定業務が開始され、あわせて今後用地取得を進めるというお話であります。 基本構想の導入施設の整備配置方針では、一つ、休憩機能として駐車場やトイレなどの整備。二つ目として、情報発信機能として情報発信コーナーの整備。三つ目として、地域連携機能として、一つに常陸大宮ブランド創造機能、飲食、直売施設、地場産を活用した加工品施設などの整備。そのほか、交流・体験機能として、公園、農園等親水広場、親水護岸、イベント広場、研修・交流室の整備。そのほかの機能として、一つに環境保全機能、自然エネルギー発電施設、電気自動車の充電施設の整備。防災拠点機能として、避難場所としての整備がうたわれております。供用開始は平成28年3月を目指すとされております。 道の駅「奥久慈だいご」は、平成10年10月にオープンし、当初は20万人台で推定。近年では15万人前後の利用がありました。震災後の平成23年度は12万8,000人に落ち込みましたが、24年度の入り込み観光客数は14万5,835人で、ほぼ震災前の状況に回復をしております。 議員が心配のように、町としても何らかの影響があるんではないか、発生するんではないかということを考えまして、まずは担当課と指定管理者である開発公社が連携を図って、関係課、茨城県常陸大宮土木事務所大子工務所での検討を進めるよう指示をしております。 なお、道の駅「奥久慈だいご」は駐車場スペースが少なく、平成20年度に増設した経過があります。その後も行楽シーズンなどには一時的に混雑する状況があることは承知しておりまして、駐車場の拡張のお話をしたことはありますが、年間を通じてどの程度なのかといったやり取りも、駐車場を増設する調整池が道の駅には隣接してあります。そこの上に鉄骨とそして鉄板等により架台の駐車場ができないかといったものを国交省のほうにお話しをさせていただいております。道の駅関係の国交省の部署でありますので、そういったものができれば、少しでも多くの観光客を道の駅に迎え入れることができるんではないかなというように考えております。 駐車場の拡張や魅力ある地元産品の展示・販売などで、今後の課題としてよく検討させていきたいと考えております。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田君。
◆13番(藤田健君) 今、町長が述べましたとおりなんですね。面積的に言いますと、大子の奥久慈道の駅から比べると、まず広さは4倍も5倍もあるわけですね。その中で、結局今まで袋田に来ていた方が、袋田に来た、そしてまた少し北に足を延ばして大子の道の駅に、あるいはやみぞ温泉にということで延ばしてくれた方が、余りにも向こうの設備が完備されるために、対応がよくなるために、サービスがよくなるためにですね、袋田に来た方はこちらへ上らなくなる可能性が大だと私は思っております。 ですから、それをさらに変わりなく呼び込むためにはどうすればいいかということであります。その中で私が常々考えているのは、まず、今町長が言いましたように、駐車場がとても駐車しづらい。これはやはり2年後を目指して早急にあの駐車場の改革が必要だ、そういうのが一つであります。ですから、これは、町長にぜひやってもらいたい。 それと、我々議員と一緒にたびたび道の駅に食事に参ります。食事に行って、これうまいなと、この次もまた来ようなというような食事は、私どもはちょっと味わえないんですね。もう少し奥久慈の特産の野菜や果物を利用した差別化できる食べ物の開発、これをしなかったら、私は人を呼ぶことは無理だと。これは、開発公社の理事の皆さんにお願いするところでありますけれども、本当に真剣になって食の文化を広げていただきたい。それが一つでございます。 それと、せっかく2階にある温泉をですね、それを半分にして下に大きな足湯を建設していただきたい。先日、あいおんの丘の立派な福祉施設を見せていただきました。その中で、やはりあいおんの丘でも素晴らしいゴルフ場を見渡せるところにやはり足湯の建設をされておりました。あそこに入って年寄りの方が足を温めたならば、恐らく5年も10年も本当にまだまだ元気に過ごせるんではないかという思いで皆さんで一緒に見てまいりました。 ですから、大子の道の駅は、温泉地の本当の足湯、それを皆さんに。体全部沈めないんであれば、足だけでもいいから温めて帰ってくださいよと言えば、冬でも夏でも私はお客さんのいいサービスになるんではないかと思ったようなわけであります。 それと、町長の今言いました中にありました。今省エネによりまして、本当に充電式の車が多くなりました。ですから、本当に緊急に充電できる充電設備、車へのサービスですね、それはやらないとやはりこれは本当にこれからのサービスにはつながらないという思いがするんですね。確かに先ほど言いました。お金もかかると思います。話戻りますけれども、SLも数億円かかると思う。しかし、その数億円かかることも、町長、何とか今苦労してその対応を考えてもらいたい。もちろん、この問題もサービスを考えればまず駐車場を直す、そして食の文化を考える、そして特産品、ほかと差別化できる特産品の開発、それもぜひ行政指導の中で進めていただきたい。それには若干リスクがあっても、補助金を出して頑張って皆さんに知恵を借りてやるほかない。それが今の大子町の私は立場ではないかなと思っております。そういうことでございます。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田健君。
◆13番(藤田健君) 答弁は要りませんけれども、よろしくお願いいたします。 答弁1つ要なんです。そうです、ごめんなさい。副町長にお願いします。副町長、食の文化について、ちょっと私が今言ったことが無理かどうか、ちょっとお願いします。
○議長(
吉成好信君) 副町長。
◎副町長(成井重美君) 藤田議員のお考えはもっともだと思っております。無理ではないと考えておりますので、町としても今ブランドの協議会をことしから立ち上げておりますので、そういう中でも生産から加工、販売、そして食事としての提供という一連の流れの中で、大子町の食を全国に向けて発信するということから始めたいと思っております。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田健君。
◆13番(藤田健君) ありがとうございます。今、副町長が言ったのが本当だと思います。ですから、全国にない、全国に話題に取り上げてもらえるような、マスコミに取り上げてもらえるような、本当にもうここまでくるとのるか反るかの勝負なんですね。各自治体が、どうしてうちの自治体の財政を高めようかというそういうやさきですから、とにかく1歩でも2歩でもほかの自治体よりも先んずるその施策、それを考えるのがトップですから、町長、よろしくお願いします。副町長、よろしく補佐してくださいね。お願いします。 それでは、3番に入ります。3番は、これがまた大事なんで、「奥久慈茶生産農家に活力を」という事項であります。これが非常に大変でありまして、これがきょうの私の言いたいところなんですが、まず原子力災害事故以来、お茶業界は不振が続いている。六次産業を含めた町の強力な指導、支援が必要である。町の考えを伺いたというものであります。 実は、今、奥久慈茶業組合は大不振であります。この原子力災害事故以来ということが一つはあるんですけれども、本当に今大変な現状にありますが、この現状をどのように町は考えているか。ちょっと副町長に答えをお願いします。
○議長(
吉成好信君) 副町長。
◎副町長(成井重美君) 原子力の事故の影響につきまして、副町長がどういうふうに今考えているかという質問にお答えをいたします。 原子力の事故以来、大子町のさまざまな農産物、そして人体への影響など非常に心配されておりまして、実際の放射性物質の測定とか放射線の測定という調査をやってまいりましたり、それの影響に対して県とも一緒になってできるだけ素早い対応をしてきたということでありまして、徐々に影響は少なくなってきていると思っておりますが、今、大子町で一番影響があるのは、農業のうちのお茶であります。しっかりとした組織の中できちっとした対応をしてきておりますけれども、茶業組合の生産者の方々の努力だけでは、なかなか販売の面で回復は難しいというのがきょう現在までの姿であろうと思っています。 ということで、観光へも影響がありますけれども、これはほぼ90%まできたけれども、お茶については70%までいっているかどうかというような状況であると認識しております。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田君。
◆13番(藤田健君) 今、副町長の見解がありました。実はですね、例えば町が知らない面で今非常にお茶の産地は苦労しております。 一つは、参考例にとりますと、私のところは初原の阿坪地区といいまして、私の後ろにはかなり広大な茶園があります。阿坪平というんですが。その中で、ことしの春はお茶の生葉を売った農家が8軒お葉を売ることができなかった。生葉をですよ、売ることができなかった。したがって、お茶の収入はございませんでした。これが問題であります。 昨年は、原子力災害事故の東電の補償がありました。ですから、一般家庭もお茶を栽培する方はお茶工場、お茶工場を持っている方が37軒、そして一般家庭のどのくらいの方が生産しているかわかりません。しかし、そのときはそれなりに皆さんがお茶の補償で息ついております。昨年はですよ。ことしは、本当にもうお茶の金を見ている方は少ないんであります。 そういう中で、今ちょっと聞きたいのは、昨年度、原発事故によってお茶の補償が、例えばお茶工場を持っている関係の方、37工場。そしてまた、生葉売りの農家がどのくらいあるか。それをおおよそ皆さんに聞かせてもらえれば幸いでありまして、
税務課長、ちょっと参考意見あれば。 〔「お茶工場の数でございますか」と言う人あり〕
◆13番(藤田健君) お茶のですね、災害補償をいただいた金額でもいいです。
○議長(
吉成好信君)
農林課長。
◎
農林課長兼農委局長(
小野瀬昭一君) ただいまの藤田議員の昨年度といいますか、今までのお茶の東電からの補償について、軒数とか額についてお答えしたいと思います。 東電の補償につきましては、大子町福島原発事故農畜産物損害賠償対策協議会というのがございまして、それが農林課の窓口になっております。そういう中におきまして、茶につきましては、23年8月から25年1月までの期間についてまとめたものがございまして、それのトータルでいきますと、軒数にして297件、金額にしましておおよそ6億円という額になっております。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田君。
◆13番(藤田健君) 6億円という大金であります。結局、先ほど町長が、SLを直すのには数億円と言いましたけれども、この大子町のお茶の産地の方々が、昨年は補償料金として6億円をいただいたんですから、これは虚偽の報告はなかったと思いますので、本当のお金が東電からもらったものだと思うわけであります。そして、そのお金が二百七十何軒だね。 〔「297件」と言う人あり〕
◆13番(藤田健君) 約300軒だね。300軒で6億円ですから、1軒当たり200万円の補償をいただいたわけであります。ですから、昨年は息をつけたわけ。 ところが、ことしは全く生葉の農家は売れておりません。製茶工場を持っている方は、製茶工場、うちで飲む自家用のお茶をもんであげるだけの加工賃を生葉で引き受けておから、だからその工場は、できた製茶を売ってから初めて加工賃を取ったことになります。そういう現状であります。 ですから、大子町にとって、りんごは、幸いこの間の台風が来なかったからよかった。しかし、もうお茶の業界は過ぎてしまったこと、これからどうするんだろう、そういう思いでいっぱいであります。ことに新しい機械を導入していたお茶工場は、本当にこれは大変な結果であります。本当は、これを議会に言ったほうがいいのか、悪いのか、私も悩みました。しかし、大子町の基幹産業の1、2番を争う作物でありますから、これは一回皆さんに知っていてもらわないと、これからのことで困ると思いまして、きょうは質問したようなわけあります。 それで、例えば今までここまできてしまった、それをクリアするためには、これからどういう方法がいいか、副町長ちょっと。
○議長(
吉成好信君) 副町長。
◎副町長(成井重美君) これからお茶の振興をどうするかという観点からお話しをさせていただきますと、実は、先週11日に県議会の農林水産委員会の皆様が奥久慈茶の現場で生産者の方々と意見交換を行ったと。さらには、バスの中から現地の状況も確認されたということでございます。 細かい話は承知しておりませんけれども、茶業組合の役員の方々から現状の生産の状況、これからの展望等につきましてのお話をしたというふうに伺っております。その中で、茶業組合から、茶園、製茶工場の集約化につきまして要望があったと。そして、委員の皆様方からもまた県の担当課からも理解を示されたということは伺っております。 したがいまして、町といたしましては、大子町の主要な農作物である、そして産地である奥久慈茶をこれからもしっかりと継続していけるよう、茶業組合の皆様方と意見交換を行い、また連携をより強めまして、国・県とも協議しながら支援をしていきたいなというのが私の考えでございます。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田君。
◆13番(藤田健君) そのとおりであります。これはですね、もうのっぴきならない状態となっております。 静岡県の本山というところでは、お茶のワインをつくって全国のJAを通して販売を始めました。これはお茶のワインですね。これは静岡の本山でありますが、そのほかに大子町のみどり農協と茨城県の6つのJAが組んでボトルの販売も始まりましたね。これが一向に我々にはわからない中で行われました。 ですから、これはよく米の倉庫をつくるのには、町の予算を2,000万出せ、3,000万出せと言われて我々議会も可決しています。しかし、こういうときぐらい、やはり大子町に、そういうことをやっているんだよという農協の報告もあってしかるべきだと私は思います。 そういうことで、ぜひお茶農家のこれからの対応策を副町長を中心に考えていただきたいと思っております。よろしくお願いします。 それでは、次に入ります。時間がなくなりました。 現在の防災訓練は町中心で実施されているが、現実には各地域によって実施することが大事と考えるが、どうかという問題であります。 実は、15、16日のあの集中豪雨と台風の件で、初原地区から浅川にかけて、よその地区は私わかりませんけれども、本当に集中豪雨で大きな被害が出ました。後ろの山が崩落して2軒の軒下が全部埋まってしまうというものもありまして、私全部歩いて8枚くらい写真を撮って持っていますけれども、そのときにも痛切に感じました。防災というのは、今は町中心の中で皆さん集まって、こうやるんだよと、消火の使い方はこうやるんだよとやっていますけれども、いざというときには地域の共助、それがもう絶対必要であると思ったようなわけであります。3日前も初原の1軒の家に集中豪雨が入りました。そのときに、消防団の方と地域の方がスコップ等を持ってきて土のうを組んで、そして水が入らないようにみんなで助け合ってやったと。 ですから、大子町は広いわけですから、例えば上小川地区であっても佐原の人が何が何だかわからないという状態でなくて、上小川は上小川としてみんなで助け合って共助する、そういうシステム。ですから、これはコミュニティセンターが中心になった防災訓練、これが絶対私は必要だと思っております。 ですから、その方法をこれからはぜひ検討いただいて、いざというときにけが人も出ない、病人も出ない、そのようなことで地域の人たちが安心・安全を守れるようなそういう施策を考えてほしいと思っております。町長、いかがでしょうか。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 藤田議員のお話のように、今回の台風18号のときの水害というのは、大変驚いております。自分の周りにはさほど雨は強くもないにかかわらず、押川あるいは久慈川が一気に増水してきたと。これまでの降雨といいましょうか、台風という気象現象というものは、今まで私の知り得る年数の間にこういった気象現象が起きるのは大変珍しいというか、気象現象自体がもう変わってきているんだと。今までは30年に1回とか50年に1回しかこの久慈川とか押川は氾濫したことがないんだから大丈夫なんだと。今まで50年、80年生きてきた俺が知っているんだから大丈夫なんだと、そういった安易な考えでいる方、昨年ですか、2年前ですか、台風15号のときもそういった方がたくさんいらっしゃいました。そして、避難勧告というか、自主避難をしていただきたいといった話をさせていただきましたが、なかなか納得していただけない。ですから、強制的な避難もできない。しかし、自分は今まで60年、70年生きてきてそういったことはないんだから大丈夫なんだというような方がたくさんいらっしゃいます。今回の台風18号に関しましては、自主避難を呼びかけましたところ、そういったことも考えていただけたのか、ご理解いただけたのか、皆さん自主避難をしていただきました。 そういったことを考えて、各地区において自主防災組織というのが今大子町の半分の地区に設立されております。そういった組織が中心となって、自分の地域は自分たちの手で守ろうとそういった意識をもっともっと高めていただき、そのためにも防災訓練というものは各地域でもう広げていただくと。そのためには、地域の防災訓練を町としても支援をして、一緒に何らかの支援の方法があろうかと思いますので、そういった応援はして、まずは地域の方々、自主防災組織の方が中心となって、それを町がお手伝いをするというような形でいくのが一番ベターな活動、あるいは共助というものがあるんではないかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田君。
◆13番(藤田健君) そのとおりだと思っております。とにかく、集中豪雨あるいは台風は、その雨は馬の背中を振り分けるというぐらいですから、ここから向こうは降っていてもこちらは降らないというようなこともあるわけですので、大子町がこれだけ広いとそういう現象が起きることは可能でありますので、そういう災害がないようにみんなで助け合うのにはやはり地域が大事だと思いますので、町長、よろしくご指導をお願いします。 続いて、最後であります。行政懇談会における地域の意見を大切にということであります。各地区で行政懇談会が開催されたと。住民のさまざまな意見や要望があったと思うが、どのように対応するのか伺いたいということであります。 たまたま、町長、副町長、このスタッフの課長の皆さんが佐原の行政懇談会に出席いただいて、地域の方も多く出て、いろいろなご意見が出ました。そのときにですね、町長に強く出た要望書が一つありました。それは、茶の里公園の川向こうにある約4反歩の土地、それを、何とかグラウンドゴルフができるような整地をしたい、町の協力をお願いしたいというようなことの要望が強く出ましたよね。もし、グラウンドゴルフの4反歩が新しくできますと、今まで大体茶の里公園のグラウンドに来てくれた方は、一昨年が2,766名、昨年は3,454名。これは公園に働いている皆さんが頑張ってグラウンドゴルフに来てくれた方を呼び込んでいただいたわけで、昨年は688名の方が多く来てくれて、茶の里公園でグラウンドゴルフの方々が食事をしてくれた。そのために何とか経済がプラマイゼロになって町に迷惑をかけない状態になったということであります。 もし、この4反歩がですね、また新たにグラウンドゴルフができる状態になりますと、今度はプラスに大きく変えまして、50万、100万の黒字になるかもしれない。そういうことから考えますと、ぜひ一時の町の持ち出しはあるかもしれませんけれども、ぜひ茶の里公園の存続のためにですね、町の強力な支援が必要だと思うんですが、町長、いかがでしょうか。
○議長(
吉成好信君) 町長。あと3分です。
◎町長(
益子英明君) 最終的に地区別懇談会で11カ所回る予定で、今現在8カ所やっております。その中で、私は就任以来、町民目線に立った施策を進めたいということで、議員各位に対しましてもいろいろな施策の提案をしていただきたい旨お話をしております。今回の行政地区別懇談会においても、地域の方々からそういったご意見をたくさん寄せていただいております。 私の施策の一つの中の高齢者福祉、その中のこれから日本全国高齢化率というのは高まる一方である。その高齢化率が高まる話を逆手に取った、高齢化社会というものを逆手に取った施策を進める上で、ぜひそういった元気に毎日をお過ごしいただけるようなグラウンドゴルフの整備というのは、大変必要であると認識をしておりまして、これは前向きに進めていきたいと考えております。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田健君。
◆13番(藤田健君) ありがとうございました。 とにかくですね、いろいろ無理なことを申し上げました。しかし、これも1万8,000人の大子町民のためであります。町長、ぜひリーダーシップを発揮しまして、ちょっと無理なことでも頑張ってひとつやっていただきたいとそういう思いでいっぱいであります。 私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
吉成好信君) 13番、藤田 健君の
一般質問は終わりました。 午後1時まで休憩いたします。
△休憩 午前11時59分
△再開 午後1時02分
○議長(
吉成好信君) 再開します。
---------------------------------------
△藤田友晴君
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田友晴君の
一般質問を許します。 〔10番 藤田友晴君 登壇〕
◆10番(藤田友晴君) どうも皆さん、こんにちは。
一般質問の1日目ですね、私が最後の3番バッターということで、1番の
岡田議員がしっかりかみついていただきましたので、私のほうでも最後を締めくくるよう、癒しながらいきたいと思います。 早速でございますけれども、本日の質問は、大きくは2点、そして中身に農業であったり林業であったり、そういったことをいろいろな方面からご質問をしていきたいというふうに思っております。 まず、1点目でございますけれども、先日、大子町農業委員の方々、農林課の方々、そして県議、齋藤忠一産業建設委員長を中心とする産業建設委員で意見交換会を開催しました。また、昨日は第2回の議会報告会が開催され、各地域では、農業そして農地問題の声が強く上がっているところでございます。 その中で、やはり一番の問題として、減り続ける農業の担い手問題、あるいはふえ続ける耕作放棄地問題、農地を荒らしまくるイノシシ被害等、あと5年、あと10年後、この地域の農業、農地はどうなってしまうのか。また、TPPで地域の農業がどう変わってしまうのか、非常に心配されるというところでございます。 町としては、どういう対策を講じていくのか、そして六次産業化へ人・農地プランで再生を図るというがどう進めていくのかということを質問していきたいと思います。 次からの質問は、質問席にて行います。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 農業では、六次産業化や人・農地プランで再生を図るというが、どう進めていくのかといった質問でありますけれども、大子町はもとより全国的な農業の現状については、議員もご承知のとおり、高齢化と少子化による後継者不足が問題となっております。国や県においてもその対策に数々の施策を講じているところであります。 そういった中で、今後の農業の発展を目指す一つの手段が、農産物の生産、加工、流通、販売を一体化して、付加価値をつける六次産業化だと考えております。既に、大子町においても、主要農産物でありますリンゴ、茶、常陸大黒などにおいて、数々の商品が販売され、好評を得ているところであります。 国や県における六次産業化への支援体制等も確立されているところでありますので、町といたしましても、新たな展開があれば主要農産物の生産拡大につながることからも、積極的な支援を行っていきたいと考えております。 また、人・農地プランでございますが、町では、昨年度にアンケート調査や地域における話し合いを行い、大子町人・農地プラン策定検討委員会においてプランを策定いたしました。 その内容につきましては、その地域において中心となる農地の集約化を図ることや新規就農者への給付金による支援を行っていくものでありまして、このプランに掲載されていることで経営体においては、大型機械の導入などの補助が受けやすくなるなどのメリットがあることから、規模拡大につながるとともに、新規就農者にとっては経営が安定するまでの支援が最長で5年間受けられ、積極的に営農への取り組みができるものと考えられることから、今年度も1経営体と4人の新規就農者を追加して掲載をしたところであります。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田友晴君。
◆10番(藤田友晴君) 町としても、六次産業ではリンゴあるいはお茶、そして新たな展開を模索するという話がございました。そして、人・農地プランについても、新たにプランの策定をして1認定体ですかね、4人の新規もやっていくという話でございますけれども、県でも平成24年度に6名の六次産業化プランナーが発足したと思っています。専門分野ということで、農産物の直売所の運営や農家レストランの運営、農産物を使った加工品、ギフト品の提案、地域ブランド戦略、経営分析、管理等、そういった専門分野のプランナーの町としても積極的な活用が必要であるというふうに思っているんですけれども、今、話されました六次産業化が町主導のもとやられているということなんですけれども、プランナー的な人が入っていろいろなそういう情報交換なりしたりしながら進めているんでしょうか。ちょっと1点聞きたいと思います。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 現在、町独自でプランナーを一緒にといった考えは今ありません。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田君。
◆10番(藤田友晴君) 町独自でやられているということですね。やはり県のほう、国でしょうかね、プランナーという制度をつくっていますんで、ぜひそういう人たちの活用というのも必要ではないかと思っております。 先ほど、町長からも答弁ありました人・農地プラン、地域農業マスタープランでは、農業は厳しい状況に直面しているという中で、国も持続可能な力強い農業を実現するためには、基本となる人と農地の問題を一体的に解決していく必要があると言われており、それぞれの集落あるいは地域において徹底的な話し合いをして、集落合意形成を図っていくということが言われているとおり、もう既に町のほうもプランを策定したということで、それを強力に推し進めていただきたいんですが、1つは、やはり私たちの地域、小さい面積をお年寄りの人たちが一生懸命耕しながら田んぼをつくったり、畑をつくったりということで、一生懸命地域の農地を守っているところがあります。ほとんどがそういう農家さんかなと思っているんです。本当ならですね、やはりそういう人・農地プラン策定の中に、以前に
一般質問の中で言いまして、町長からも答弁はいただいたんですけれども、そういう人たちもこの組織に入れていただいて、そしてその計画の中の例えば機械の補助だったり、人的な手当てというのもカバーしていただきたいなと。それでなければ、そういう人たちの組合ではないけれども、組織をつくってですね、そういうところの援助というか、補助とかということで応援していただきたいなというふうに思っていますけれども、そのことについてはどうでしょうか。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 農家の高齢者の方々が大変狭い面積の農地を活用して、そういった方々が団体あるいは土地を集約して農産物を生産するというものに対しての支援というものは、いろいろな方法であろうかと思いますので、そういったものは可能かなと考えております。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田君。
◆10番(藤田友晴君) 今ですね、そういうお話いただいたので、早速そういうものを地域にかえりながら、そして組織化して、いい方向に行ければいいなというふうに思います。 同時に、国のほうでは、農地集約、耕作の放棄地解消の切り札ということで農地中間管理機構を都道府県に整備するというお話もございます。また、秋の臨時国会に農業経営基盤強化促進法や農地法などの改正法案が提出されるというふうなお話でございますけれども、やはり国のほうも何とか農業の担い手、あるいは耕作放棄地の手だてを何とかしなければならない、県のほうも考えている、町のほうも考え方は一緒だということでございますから、やはり農業、農地そして地域を守る覚悟で本当に力強くいっていただきたいというふうに思っております。 それから、第2点目になりますが、森林・林業再生プランが示され、森林や林業・林産業の活性化が求められているが、どのような対策を講じていくのかということでご質問を上げさせていただきました。 農業同様、やはり林業は当町の基盤産業であるというふうに思っております。今、製材屋さんとか大変な状況というのは長く言われております。林業分野でも担い手の不足あるいは材価の低迷ということで、長い間大変だというふうに言われております。 そういう中で、農業同様ですね、国は森林・林業再生プラン、これを策定しました。強い林業の再生に向け、低コストで壊れにくい路網の普及、路網のサクセスオペレーターの育成、林地の集約化、そのための森林施業プランナー育成、安定的な木材供給体制確立、森林所有者への施業提案能力の強化などによる森林組合改革と民間事業体の育成・強化が強く訴えられております。目指すところは、木材自給率50%や低炭素社会の実現ということも言われております。 この大子町の豊かな森林資源、恵まれた森林環境をどう生かしていくのか、どのような対策を今後大子町は講じていくのかということを質問したいと思います。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 森林・林業の再生プランにつきましては、平成21年に林野庁が「コンクリート社会から木の社会へ」をスローガンに、「森林の有する多面的機能の持続的発揮」、「林業、木材産業の地域資源創造型産業への再生」、「木材利用、エネルギー利用拡大による森林・林業の低炭素社会への貢献」の3つの基本理念を掲げ、2020年までに木材自給率50%以上を目指すものでありまして、このプランには国産材住宅の推進、公共施設等への木材利用の推進等の項目も掲げられているところであります。 現在、町においては、地域材を使用して木材住宅を建てる方へ木材住宅建設助成金による支援を行っているところでありますし、FMだいごの放送局も木造で整備をしたところであります。 今後も町が行う事業で木造が可能な施設につきましては、積極的に地域産材を使用して、林産業の活性化の一助にしていきたいなと考えております。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田君。
◆10番(藤田友晴君) 今、町長言われましたように、町長は本当に木というか、地域や山をいろいろ考えている町長だなと私は思っていて、今もお話ありましたように地域材に助成金、これを大子町でやっています。あと、FMだいごも木造にしたということでございますけれども、先日、佐藤議員からの質問のあった中で木材利用促進法がありましたね。今、各地域で市町村木材促進策定方針というものを各自治体で立てていると思うんですけれども、大子町はまだそれはやられていないということだと思うんですけれども、それにも先駆けてそうやって木材を積極的に使っていくということで訴えていますので、ぜひその木材利用の指針の策定もやりながら、どんどん公共施設あるいはそういったものに使っていただければ、本当に林業の分野としても、地域のほうでもありがたいなというふうに思っています。 それちょっと通告書には入っていないんですけれども、市町村の木材利用方針というのは立てられているんでしょうか。今後やられるんでしょうか。
農林課長てすか。
○議長(
吉成好信君)
農林課長。
◎
農林課長兼農委局長(
小野瀬昭一君) 藤田議員からご指摘をいただきましたので、今後検討させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田友晴君。
◆10番(藤田友晴君) 今後検討ということなので、本当に見守っていきたいというふうに思っています。 再生プランの中での話に戻らせていただくんですけれども、ご存知のとおり、森林計画については、農林水産大臣が立てる全国森林計画というふうになっております。都道府県知事が立てるものは、地域森林計画と。市町村が立てるのは市町村森林整備計画。森林所有者などが立てる森林経営計画ということで計画が分かれておりますけれども、その中で森林経営計画でございますけれども、これによると30ヘクタール、30町歩以上の団地的なまとまりが対象になるということでございます。また、広域的機能別施業森林のうち水土保全林及び森林と人との共生林、並びに資源の循環利用林、これをまたいでもその計画ができるということで、私はそれを画期的なことだなと思っています。 しかしながら、先ほど農地の話でもしたんですけれども、大面積で持っている所有者の部分とか隣接する所有者が理解のある人なら大面積で30ヘクタールなら30ヘクタールでも計画が持っていけると思うんですが、やはり小面積で何反歩、何畝歩というところはないかもしれないけれども、そういう小面積の山が結構あります。あと、今、山になかなか関心がない中で、自分の家の山の境界がわからないというような境界の不明瞭化ですね、そのためになかなか集約化が進まない状況にあるというふうに思っております。 ただ、私思うんですけれども、やはりそれはそれとして、地域に合った森林経営計画、こういったものを認めるべきではないかというふうに思っています。そうでなければ、森林経営計画の策定がなかなか進まない、これが現実だと思っていますけれども、そのことについてはどうお思いでしょうか。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 議員もご承知のように、今、日本で利用されている木材というものは、多くは外材に頼っています。そして今、この外材というものが年々今後減少していく、輸入規制されてくるということで、国産材というものが今後高く評価されていくんではないかとこのように考えております。現に木材の価格も若干ではありますが上がってきているということであります。 そういったことを踏まえまして、小面積の、そして高齢者が地主の山林、そういったものの管理に対して、町が、町というより森林組合等の協力をいただいて、集約化した管理体制を整えることが今後の林業の生産とそして維持のためには必要なのではないかなと考えますので、森林組合との協議も重ねていきたいなと考えております。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田友晴君。
◆10番(藤田友晴君) 町長からも言われまして、国内の自給率という話でもですね、今から10年ぐらい前は18%なんて言われたんですが、今は本当にぶり返しまして25%までようやく上がってきましたから、これを国の方針では50%までもっていくということなので大変な数字になってくると思うんですね。 ですから、先ほど申し上げました森林経営計画、こういうのをきっちり森林組合さんが中心になりながら策定していくことによって、新たな雇用が生まれると。今の林業をやっている人たちで、はたして50%までもっていける能力があるかというそうでなく、やはり今の人数の倍の雇用は生まれると思うんですね、単純に計算するんですけれども。ですから、本当にこの地域は、こういう特色を生かしてきちっとした策定をしていただきたいというふうに思っています。やはり、そういった山村の振興と地域林業の確立というのは、雇用対策と地域活性化にもつながると思っています。 昨年度から地域森林経営計画策定のための森林施業プランナー制度、こういうのが発足しました。初代認定された森林施業プランナーというのは、全国で393名おります。認定者の多い都道府県順で言うと、北海道が42名、熊本が31名、石川県が24名、近隣の県で言うと福島が12名、栃木が6名、そして我が茨城県は1名だけなんですね。これは、やはり県南と県北の例えば森林面積が3割程度ですかね、茨城県はね。大子は7割、8割、ほとんどが山という感覚なんでしょうけれども、そういうところで余りにもそういうプランナーになる人が少なかったのかなと。今後ですね、やはりそういったものにも目を向けてなるべきではないかなというふうに思っています。 町のほうの市町村森林整備計画に、この中で言っているフォレスターとかフォレストマネジャー、こういった人らがかかわっていく部分だと思うんですけれども、そういう人たちというのはかかわっているんでしょうか。
○議長(
吉成好信君)
農林課長。
◎
農林課長兼農委局長(
小野瀬昭一君) 今ちょっと手元に資料がないものですから、調べて報告したいと思います。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田友晴君。
◆10番(藤田友晴君) 再度この林業については申し上げたいんですけれども、やはり、豊かな森林環境、それを活用しながら今後町としても積極的に林業政策、そういったことを強くお願いしたいといたいというふうに思っております。 それでは、次の質問に移らせていただきます。次の質問は、当町の森林を生かした二酸化炭素排出量取引制度の今後の展開はあるかということでございます。 温室効果ガスの排出削減量、吸収量を認証する国内クレジット制度とJ-VER制度、これが発展的に統合されました。Jクレジットとなり、今後さらに活性化、活発化すると言われております。 当町も数年前につくば市とのカーボンオフセット協定が取り決められ、それが大子の山のために流れているということなんですけれども、その後どうなっているのか。また、今後、新たな展開があるのかということをお聞きしたいと思います。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 現在のところ、町で二酸化炭素の排出量制度の導入は考えてはおりませんが、地球温暖化防止等の対策としてつくば市との連携により、平成22年度から浅川地内の町有林において、カーボンオフセットを行っており、今年度までの実績として3.5ヘクタールの間伐と6ヘクタールの植栽をつくば市からの負担金により実施をしたところであります。今後、31年度まで継続して実施する予定であります。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田友晴君。
◆10番(藤田友晴君) 新たに、つくば市だけではなくてほかのところとか、例えば企業さんとか、そういったこと考えているんですか。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 今、市町村あるいは企業とのそういうものは、今現在はありません。しかし、今後、そういった市町村とか企業サイド側からのお話があれば、考えていきたいと考えています。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田友晴君。
◆10番(藤田友晴君) そこで、大子町で言う森林施業の部分についても、当然二酸化炭素の排出量の吸収源としてカウントできる部分なんです、山の方ですね。あれは、先ほど申し上げました森林計画をきちっと策定しながら、積極的にJクレジット制度、これに認証を働きかけるべきだというふうに思っているんです。 実は、私もそういう計画を立てながらそういうことをやろうかなということで、環境省と今始まっているんですけれども、何分にもやはりハードルが高いというか、細かいというか、個人的にやるとぶつかる点があって、やり取りをずっとしているんですが、例えば町の町有林がありますから、町で言えばきちっとした面積もあるので、そういったものを環境省に働きかけて、ここの大子町はこれだけの面積があって、これだけはカーボンオフセットのあれをやります。そういう計画を立てて検証をして認証をいただくと。そのことによって、この町に新たなお金の流れができるんではないかなと思っていますから、ぜひ、やっていただきたいなと思います。 ただ、町の現状もなかなかそういう担当の人というのがいないと思うし大変だと思うので、いろいろな情報を交換しながらできればいいなと思っていますので、ぜひ働きかけをお願いします。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 私もこのJクレジットですか、勉強不足でありまして、議員のそういった貴重な質問をいただいて、今一度このJクレジットなるものを精査し、また勉強して、対応できるものは対応していきたいと考えております。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田君。
◆10番(藤田友晴君) 少しでもやはり二酸化炭素を排出している地域、あるいは二酸化炭素を排出している企業、こっちはそういう二酸化炭素を吸収してそっちのあれを守っているということもありますから、これはこの地域を挙げてぜひやっていただきたいし、私たちもそういうことに取り組まなければならないなというふうに思っております。 次の質問に移らせていただきます。町内の商店街をどう活性していくのかという質問をさせていただきます。 私ごとではありますけれども、幼いころばあちゃんに連れられて大子の町内に来るのが楽しみでした。おもちゃ屋さんがあり、本屋さんがあり、洋服屋さんがあり、おいしい食堂もにぎわっていました。現在のマインの斜め前にはパチンコ屋さんもありました。たくさんの人でにぎわっていたと思います。何か華やかな都会に来たような感じも捉えておりました。 あれから45年、現在、空き店舗が目立ちそういう寂しさがある中、それでもいろいろな方が何とかしなければというふうに今努力していると思います。当町もこのような状況をどう考え、町長は、今後どうこの町内を活性化していくのかということを質問したいと思います。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 商店街の活性化については、百段階段でひな祭りや百段階段でキャンドルナイトといったイベントを実施する大子町商工会に対し補助を行っているほか、奥久慈大子まつりや奥久慈ふるさと博覧会を街中で開催することにより、中心市街地への誘客を図っているところであります。 また、町内で観光等に携わる方を対象とした観光振興ワークショップを開催し、現代に求められる観光振興のあり方や取り組み、誘客による中心市街地の活性化、空き店舗の活用等を検討しております。7月には、空き店舗を活用した「夏雲市」が開催をされました。さらに今年度、大子町中心市街地活性化基本構想策定業務といたしまして、街中にある観光関連の資源や魅力を生かした中心市街地におけるまちづくりの構想とその核となる拠点施設の構想を立案することとしております。 今後も関係団体と連携を図りながら、商店街の活性化に資する事業に対し支援を行うとともに、活性化につながるような事業の検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田君。
◆10番(藤田友晴君) ご存知のとおり、現在、茨城県では、いばらき産業大県創造基金事業というものに何年か前から取り組んでおるところでございます。 その中で、サービス産業新時代対応プログラムというのがありまして、これにより商店街の活性化、地域の課題を克服するべき動いているというお話があります。県内でもいろいろなところの参考はもらったんですけれども、今、町長が言われるように、空き店舗を何かに活用して、例えば農産物の直売所を設定したり、カフェにしたりというようなことで動いている地域もあるそうなんですけれども、これもやはり県で何とかサービス業、商店街を何とかしましょうというプランニングというかそれもありますから、こういったものは商工会のほうに情報が行っているんだかどうかよくわかりませんけれども、こういうものも積極的に活用していただく、活用する人を知っていれば、町の方でもですね、その人に指導していただくというようなことが必要ではないかと思いますけれども、このことについてはどうでしょうか。
企画観光課長でしょうか。
○議長(
吉成好信君)
企画観光課長。
◎
企画観光課長(
菊池章夫君) ただいまのご質問にお答えしたいと思いますけれども、そういった事業等につきましては、商工会のほうが窓口となって事業を進めているわけですけれども、その中の一つで、今年度は、かつて整備しました街路灯あるいは駅前のアーチがありますね、アーケード、あれが老朽化して危険ということで取り壊しが決まりまして、それもそういった事業の一つを使って事業が認定されまして実施されることになっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田友晴君。
◆10番(藤田友晴君) ぜひ言ってもらいたいのは、県と町はもうタイアップして強いパイプがあるでしょうし、町長も当然そうでしょうし、いろいろな商店街の若い手でも、こういう予算を使いたい、何とかこの地域をもう一回盛り上げたいという志を持っている人が何人もいます。その人たちもそういうところに足を運ぶんですが、なかなかやはり書類的なことで通らないとか間々ありますので、できれば、行くときに町長の印鑑をもらって、町長のバックアップがあるんだよという形で行けば、県のほうの担当も何とかなると思うので、もしそういう相談があれば、ぜひ聞いていただいて応援していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 それでは、続きまして、文化遺産を生かした観光振興と地域活性化とあるが、具体策はというご質問でございます。 これについては、文化庁で取り組んでいる例の「多様で豊かな文化遺産を活用し、伝統行事、伝統芸能の公開や後継者の養成、重要文化財建造物の公開活用や史跡などの復元公開など地域の特色ある総合的な取り組みを支援し、文化振興とともに観光振興、地域経済の活性化を推進する」というようなことをうたってありまして、先日、その文化遺産を生かした観光振興と地域活性化をやっていくというような団体も結成されて動いているということで、本当に喜ばしいことだなというふうに思っております。 具体的には、観光振興と地域活性化とありますけれども、どういうものを考えているのかなということをお伺いしたいと思います。
○議長(
吉成好信君) 町長。
◎町長(
益子英明君) 現在、行政、住民、文化財保護団体等が実行委員会を組織し、共同して大子町の宝である地域の多様で豊かな文化遺産を活用し、それに関する情報発信、人材育成、普及・啓発、継承、記録作成、調査・研究など地域の特色ある総合的な取り組みにより、観光振興とともに地域経済の活性化を推進しております。 主な事業として、1つ目は、総合的な文化遺産情報発信事業として、町内の文化遺産に関する総合パンフレットを作成します。2つ目は、インターネットによる文化遺産情報発信事業として、町内の文化遺産を紹介するホームページを作成します。3つ目は、文化遺産を紹介する観光ボランティア養成事業として、
歴史やボランティア活動に興味のある方を公募し、町内の文化遺産を総合的に紹介できる観光ボランティアを養成します。 4つ目は、
歴史的建造物の調査事業として、木造校舎や中心市街地の商家など
歴史的建造物について、文化遺産としての価値を明らかにし、国の登録有形文化財に登録することでその保存活用を図るとともに、観光客の誘客による地域活性化を図ります。5つ目は、伝統文化を中心とした文化遺産総合調査事業として、十二所神社春季例大祭、中田植、お枡廻し等の祭祀調査を行い、町の無形民俗文化財に指定することで、その保存活用を図るとともに、観光客の誘客による地域活性化を図ります。また、伝統的産業であるコンニャクの用具調査を行い、国の登録有形民俗文化財への登録を目指します。 以上です。
○議長(
吉成好信君) 10番、藤田友晴君。
◆10番(藤田友晴君) 先日、議会で町内の史跡めぐりということで、いろいろなところを町のほうに案内していただいて、丁寧にいろいろ説明していただいて、本当にものすごく興味を持ちました。各議員の人たちともお話したんですけれども、この間6カ所ぐらい回ったんですかね。一つ一つ説明を受けながら回って行くと、観光の目玉になるんではないかなというふうに自分で思ったんですね。これから議会でも研修視察とか遠いところへ行きますけれども、逆にここで史跡めぐりをして、ここで泊って1泊2日を過ごすというようなこともできるでしょうし、私ら消防団もあちこち研修視察に行くんですが、そうではなくて、この大子町の史跡めぐりをしながらめぐるのも一つの研修視察だなと改めて思ったんで、私は地域に帰ってそれを話したいと思うんですが、ぜひここの大子町の観光パッケージとして、史跡めぐりを今言われるボランティアですね、ガイドさんもつけていただきながらやれば、目玉になるのかなと思います。その点どうでしょうか。
企画観光課長、どうですかね。
○議長(
吉成好信君)
企画観光課長。